電動ヘッジトリマはすべての植木をお手入れできる道具ではありません。

リョービHT-3830

どうも、植木職人もりたです。

この記事では、初めて電動ヘッジトリマを購入しようとしている方に、ちょっとしたアドバイスをお伝えします。

 

 

植木の手入れを、刈込鋏を使い手作業でおこなうには、かなりの労力や時間がかかります。

それを避けるために、電動で動くヘッジトリマを使うことはとても良いだと思います。

しかし注意しなければならないのは、「電動ヘッジトリマはすべての植木の手入れをできる道具ではない」という所です。

「電動ヘッジトリマ」はすべての植木を手入れできる道具ではありません。

電動ヘッジトリマを使えば鋏と同じように、どの植木でもカットできると考えがちですが、決してそうではありません。

電動ヘッジトリマと相性の良い木と、そうではないものがあるからです。

その理由は、ヘッジトリマの機械の構造に関係してきます。

電動ヘッジトリマは、2つの刃をモーターでスライドさせ枝や葉をカットします。

リョービ ヘッジトリマ刈込刃

出典 RYOBI (リョービ)ヘッジトリマ製品情報

 

このようにモーターで刃をスライドさせながら動かす構造は、硬く太い枝や葉をカットする場合、機械に負担がかかり故障しやすくなります。

刈込鋏なら「切りにくいもの」は枝・葉を切りかけた時の感触で自分で判断できます。

しかし、電動で動くヘッジトリマは「バリバリ」と無理に刈り込んでしまい、それがモーターの故障や刃の損傷を生じさせます。

カットする植木が、柔らかい枝や葉なら問題はありません。

もしそうでなければ「この植木はヘッジトリマ」「この植木は刈込鋏・剪定鋏・植木鋏」と、道具を使い分けお手入れすることをおすすめします。

「ヘッジトリマ」でのカットに適した植木はどのようなもがあるのか?

ヘッジトリマでのカットに適した植木は、次のようなものがあります。

  1. 枝や葉が柔らかい植木
  2. 単純な形の植木
  3. 背の低い植木

1.枝や葉が柔らかい植木

植木の枝や葉には、硬いもの柔らかいものがあります。

「電動ヘッジトリマ」での剪定に適しているのは、葉や枝が柔らかく短く密集したものです。

逆に、枝や葉が硬く、散らばった生え方をしている植木は機械を使ったお手入れはできません。

適した植木

例えば、枝葉が比較的柔らかく密集した植木には「ヒラドツツジ」「サツキ」があります。

(左)ヒラドツツジ(右)サツキリョービ ヘッジトリマ

適さない植木

枝や葉が硬く、散らばった生え方をしている植木は「シダレウメ」「松」などがあります。

(左)シダレウメ(右)松ヘッジトリマでの剪定に適さない植木

 

2.単純な形の植木

樹形で判断するなら、丸や四角など単純な形の植木が適しています。

単純な樹形は、ヘッジトリマの刃が当たるだけで刈り進めることができます。

それとは違い、先の写真の梅や松など枝わかれした植木は機械を使ってのお手入れはできません。

適した樹形

3.背の低い植木

背の高い木よりも低い木が適しています。

その理由は、背の高い木をお手入れする場合、電源コードが接続された機械を手に持ち、脚立に登ってのカット作業は難易度が高いです。

植木のお手入れに慣れている方なら大丈夫だと思いますが、初心者の方はケガの危険も伴いますので、なるべく避けた方が良いでしょう。

まとめ

お手軽に植木をカットできる「電動ヘッジトリマ」。

使いこなせば、体に負担をかけず簡単で楽にカットができるのでとても便利な道具です。

しかし、お庭のすべての植木をヘッジトリマでお手入れしようとは考えないでください。

「この植木はヘッジトリマ」「この植木は鋏」と道具を使い分け、お手入れするのが良いでしょう。

大切な植木や機械を痛めないためにも、それが正しい方法です。

ヘッジトリマの購入はこのような事も考慮し、「ヘッジトリマ・刈込鋏どちらを買うか」の判断をされるのも良いと思います。

最後に...

別の記事で「電動ヘッジトリマを使ったカット例」とその記事の中で「ヘッジトリマを使ってカットできる植木」をご紹介しています。

また、これまた別記事で「職人がおススメする電動ヘッジトリマ」もご紹介しています。

そちらも読んでいただけると幸いです。