どうも!植木職人のもりた(@MoritaZouen)です。
突然ですが...
やや太い枝があるとします。
この枝を切る場合、「1・2・3」どの角度で鋏を使いますか?
この3つのなか、いずれかの角度で「枝が楽に切れます」。

楽に切れる角度は、「3.枝に対して斜めにハサミを入れる」です。

枝を切るときは、このように枝に対して垂直ではなく、やや上斜めにハサミを入れてください。
料理人の包丁さばきと同じように、枝を切るにもちょっとしたコツがあります。
切る木の種類や枝の太さにもよりますが、この角度でハサミを入れると楽に切ることができます。
植木鋏、剪定鋏、刈込鋏、高枝切ばさみ、どの種類のハサミを使っても同じです。

またこのコツは、細い枝を切る場合にも使えます。
いままで枝に対してハサミを垂直に持っていって切っていたなら、少し上斜めにハサミを傾けてみてください。
楽に切れる事を体感していただけるでしょう。
今回、このような枝を切るコツをご紹介しましたが、これは「おなじ枝を切るなら楽しましょうね」というものです。
「このコツを使って太い枝が切れる」というものでありませんのでご注意ください。
そして、太い枝を切る時は決してムリをしないでくださいね。
無理をすると、ハサミや手を必ず痛めます。
私も経験ありますが、腱鞘炎になったらとてもツライですよ。
切れる枝の太さは、使うハサミの性能や腕力で大きく変わります。
太い枝を鋏で切れるかどうかは、鋏の刃を当てた時の感触で適切に判断し、「ムリだな」と感じたら素直にノコギリを使いましょう。
参考情報
これは、枝を切るコツとまったく関係のないことかもしれませんが、太い枝は、「植木鋏」より「剪定鋏」の方が楽に切れます。
手を痛めないためにも、太い枝は「剪定鋏」を使いましょう。
そして、剪定鋏でも切れない枝はノコギリを使いましょう。

ちなみに、よく切れる【植木屋おすすめの鋏や鋸】についてはこちらでご紹介しています。
興味のある方はぜひ一度ご覧になってください。
以上、植木職人もりた(@MoritaZouen )が「枝を切るコツ」についてお伝えしました。