「落ちないように気をつけて」庭木を切る際に使用する脚立は...

脚立

庭木の剪定では、脚立に登り作業する場面が多くあります。

この脚立を使った剪定作業は、プロの職人でも落ちることもあり危険な作業です。

作業に慣れている職人でも起こりうることなので、脚立を使った作業にあまり慣れていない方は特に注意しなければなりません。

「○○さんのご主人、植木を切っていて脚立から落ちてケガしたそうよ」という話もたまに耳にします。

消費者庁の発表でも、「高齢者が庭木を剪定している時、脚立のバランスを崩し落下」というケースが多くあると報告されています。

脚立・はしごからの転落に注意! ~ 消費者庁~

平成26年12月22日
脚立・はしごからの転落に注意!
~庭木の剪定せんてい、屋根修理で、死亡事故の危険~
消費者庁には、脚立・はしごからの転落事故の情報が437件寄せられています。転落して頭部を強打し死亡に至った事故情報も8件ありました。年齢が明らかな事故情報をみると、50歳以上が7割強を占めています。また、事故の大半が、庭木の剪定中や屋根等の修理といった住宅周りの作業中に発生しています。木の上、屋根の上など高い位置から落ちると骨折の危険が高く、 特に頭部を強打して生活に支障を来すような後遺症が残ったケースも見られます。転落事故の原因が明らかなもののうち、脚立・はしごの製品が破損したことが原因のものは1割にも満たず、使用者の誤使用や、バランスを崩したり滑ったケースが、大半を占めています

消費者庁ホームページ

 

じっは...私も剪定作業で脚立から落ちた経験があります。

幸い軽い打撲とすり傷の程度のケガでしたが、一歩間違えば危なかったです。

そのような経験をしたからこそ、少しでも落下事故を減らしたいとの想いから「庭木の剪定に適した脚立」についてお伝えしたいと思いました。

この記事で、少しでも脚立落下事故を減らすことができれば幸いです。

 

庭木の剪定に適した脚立は...

庭木の剪定で使用する「脚立」きゃたつは、四脚より三脚の脚立が適しています。

それではなぜ四脚より三脚の脚立が適しているのでしょうか?

四脚の脚立は全ての脚が接地しなければ安定しません。

四脚の脚立は、固くまっ平なコンクリートの上なら、すべての脚がほぼ均等に接地するので安定しますが、地面が凸凹の多いお庭の中の環境では「グラグラ」不安定な状態で立っている事も多いです。

もし、そのような状態で脚立を使い作業していると、急に左右どちらかに脚立が倒れ「そのまま落下」という最悪な状況が起こりえます。

剪定作業中は、木を切ることに意識が集中しています。

急に脚立がグラついた時の対応は非常に難しく、背の高い脚立になればなるほど、高い位置に重心くるのでかなり倒れやすくなります。

 

脚立の危険な場面のイメージ

それとは違い、三脚の脚立は、「安定していて、倒れにくい」です。

三脚の脚立は四脚に比べ、脚の数が少ないので安定しないと思われがちですが、じつは四脚の脚立よりも三脚の脚立の方が安定しています。

三脚の脚立の説明
三脚の脚立には鎖が標準で装備されており、この鎖を掛けなければ脚が開き倒れます。必ずその鎖を掛けて使用してください。

 

高い重心の位置でも横揺れに強いです。

脚立を立てる場所が、かなりの傾斜や凸凹ならどちらの脚立も危険ですが、ほんの少しの傾きなら三脚の脚立は立てる事ができます。

また脚立の前の1本脚を木に向かってツッコんでいけるので、木との距離を作業をしやすい位置にセットする事ができます。

※イメージ

脚立使用時の作業画像

まとめ

庭木を剪定する際に使う脚立は、「四脚より三脚」をおすすめします。

もし、四脚の脚立に登って植木を切る際は、横揺れにご注意ください。

低い四脚の脚立といえども、なめてはいけません。

落下中は、重力には逆らえませんし、人間は「猫のようにクルっと反転」できるほど受け身も上手くありません。

その危険も事前の予備知識と「使用する脚立の選び方」で回避できます。

もし、新たに庭木を切る専用の脚立の購入をお考えなら、「四脚より三脚の脚立」をおすすめします。

もうすでに四脚の脚立で植木を切られているなら「状況によって左右どちらかに傾くかもしれない」と常に意識して作業してください。

今までは無事だったとしても、今後は分かりません。

くれぐれも慎重にお気をつけて、「安全第一」でお願いします。

心からそう願って。

以上、植木職人もりた(@MoritaZouen )でした。

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