電線に被さった枝垂れ桜の伐採をおこないました

今年は、梅雨入りが例年になく早く驚いています。

梅雨なので当然、雨の日が多く困ったものです。

「降ったり・止んだり」はっきりしない雨の天気は予定がスムーズに進行しないので、ほんと植木屋泣かせです。

先日の作業になりますが、電線に被さったシダレ桜の伐採を行ってきました。

このシダレザクラ、毎年見事な花を咲かせます。

桜の花が咲く季節には、ご近所の方の目も楽しませ、お客様も大切にさせておられた木なのですが、今後の事も考え伐採されることとなりました。

伐採の時期も2月にご依頼をいただいていたのですが、「今年最後の花を咲かせてあげたい」というお客様のご意向もあり、この時期に行う事となりました。

まさに「最後の花道を飾る」そんな感じです。

しかし、伐採を行う場所は狭く、前には軽トラックがギリギリ通れるぐらいの道しかありません。

当然、ユニックなどの機械を使っての作業はできませんので、ロープで吊るしながら切っていく作業方法となります。

また切った枝は、トラックの置いてある少し遠い場所まで抱えて運ぶ、それの繰り返しです。

さほど大きな木ではないので、伐採自体は難しい作業ではありませんが、枝の搬出の手間と電線への配慮に少し気を遣います。

伐採作業前
伐採作業後

伐採作業後はスッキリした状態となりました。

しかし私自身何年もこの枝垂れ桜を見てきましたので少し寂しい気持ちもあります。

今年満開に花を咲かせていた姿を写真に撮っておけばよかったと、今更ながら後悔しています。