お庭や通路などに生える雑草。
抜いても・抜いても生えてくる雑草対策に「防草シート」を使った方法が定番になっています。
このように庭先に敷いたり...

通路に敷いたり...

防草シートの上に砂利を撒いたり...

お庭の中だけでなく、駐車場・空き地・田んぼ・土手など、あらゆる場所で見かけるようになりました。
「防草シート」も、ネットやホームセンターでお手軽に入手でき、簡単に施工できるようになったので広まったのだと思います。
防草シートは、材質によって違いがあるのをご存じですか?
「防草シート」には、シート自体の材質によって「強いもの」「弱い物」があります。
「シートが強い物」は、シートも硬くしっかりしており、かなり丈夫です。
「シートが弱い物」は、シートも柔らかく頼りない感じがします。
その違いは、シートを手で触ったり、ハサミやカッターで切る時でもハッキリ分かります。
(左)弱いもの (右)強いもの

このシートの違いは、シートの耐用年数や雑草を防ぐ力が変わります。
耐用年数の違い
各メーカー、製品によって違いますが、一般的に「強いシート」は耐用年数も長く(約3~5年)「弱いシート」は耐用年数も短く(約1~2年)となっています。
使用環境で、耐用年数も長くなったり、短くなったりしますが、「強いシート」は耐用年数も長いです。
最初のシートの購入には「弱いシート」より費用が掛かります。
しかし、耐用年数を考えるとシートが悪くなった時の張り替える手間や替えシートの費用をおさえる事ができ、結果お得です。
「強い草」を防ぐ事ができます
雑草にも「強い草」「弱い草」があります。
「強い草」の代表といえば、「チガヤ」「アレチヌスビトハギ」「ススキ」あたりです。
勢いの弱い草を防ぐなら「弱いシート」でも問題はありません。
しかし、「強い草」は頼りない「弱い防草シート」では突き破って生えてきます。
その様な理由から、はじめて防草シートを敷くときは、すこし割高でも「強い草」に対応できる「強い材質のシート」をおすすめします。
まとめ
この記事では、防草シートの材質によっての違いを説明しました。
防草シートはシートの材質で「かかる費用」「耐用年数」「防草性能」が変わってきます。
「強いシート」は「弱いシート」より割高ですが、それに見合った性能を発揮してくれます。
シート自体の価格はすこし割高でも、長い期間で考えれば結果お得となります。
くれぐれも「安物買いの銭失い」にならないよう、お考えになってください。
また、当社でも防草シートの施工依頼は年々増えています。
雑草は嫌だけど、草引きは面倒。
できれば除草剤を使いたくない。
そこで「防草シートを敷く」という依頼の流れです。
また、今まで芝生を楽しんできたけれども手に負えなくなって、「防草シート + 砂利」に変更というケースもあります。
いまや防草シートはネットやホームセンターで手軽に買える時代です。
腕に自信のある方なら、ご自分で施工チャレンジしても悪くないと思います。
小さなスペースの防草シート施工なら、DIYでも問題はないでしょう。
もちろん、当社でもいろいろな場所の防草シート施工に対応しております。
もし、ご自分の手に負えない時は遠慮なさらずお気軽にご相談下さい。
以上、植木職人もりた(@MoritaZouen)でした。