
水やりの方法

ホースでサーっと撒くだけの水やりでは水の量が少なすぎます。
水やりは、木の根元にたっぷり水を溜めてあげることが大切です。
具体的な水やりの方法
1. 庭木の根元にたっぷりと水を溜めます。

2. しばらくすると水が土の中に染み込みます

3. 再度、水を根元に溜めてあげます
このような水の溜め方をできれば2~3回おこなう事が望ましいです。
水やりで注意すること
葉に水をかけないで!
夏場などに、葉に水をかけると涼しげな感じになるのでよくやりがちです。
しかし葉にかかった水滴は、日差しのキツイ時にはレンズのようになり葉に焼けが入る原因となります。

水は冷たくなってから!
夏場、ホース内に溜まった水はお湯のように熱くなっています。
ホースの中の水を出し、水が冷たくなった事を確認してから水やりをおこなってください。

季節に応じた水やりの回数
水やりには、季節に応じた水やりの回数があります。
庭木が長年その場所に植わっている場合、自身で水分を賄うことができるので、水やりをすることにそれほど神経質になる必要はありません。
基本は雨降りの水で様子を見る形で良く、もし夏場に猛暑の日が続くような事があれば、涼しくなった夕方に水やりを行えば大丈夫です。
しかし、新しく庭木を植樹したような場合は、その後の1年間の水やりがとても大切になります。
庭木を「生かすも、枯らすも」この1年にかかってます。
新たに植樹したその後の1年間の水やり
2日に1回か毎日が理想です。
気温が上がると木の成長が盛んになりますので、水やりの回数は徐々に増やしていくようにしましょう。
できるかぎり毎日の水やりが望ましいです。
新しく庭木を植えた場合は、その年の夏は特に気をつけなければなりません。
気温の高い日中の水やりは撒いた水が熱くなり根を痛めますので避けてください。
水やりをするなら気温が低い朝か夕方が良いでしょう。
春と同じ水やりの要領で良いと思います。
しかし、冬に近づくにつれ気温が下がってきたときは3日に1回と徐々に回数を減らしていくのが良いでしょう。
冬場植物は、最低限の水しか吸収しなくなりますので1週間に1度程度で大丈夫です。
水やりをする時間帯は、夕方以降は水気を含んだ土が凍結するので朝方が良いでしょう。

自然の雨に任せてみましょう。
植樹をしてから2年目になりますと徐々に根も張り、水やりの回数や量も少し減らして大丈夫です。
庭木の状態や夏場の酷暑など、その年の気象状況によっては、それに応じた対応が必要になります。
まとめ
水やりで大切なのは以下の点です。
そして水やりの方法でも以下の点に気をつけ水やりをおこなって下さい。
- 水やりの水量は「根元にタップリ、2~3回」
- 水やりの際は「葉に水かけず、冷たい水を!」
最後に...
いろいろクドクドご説明しましたので「水やりって面倒だな」と思われたかも知れません。
人間の食事と同じで、水やりは植木や植物にとってとても大切なこと。
大切な木を枯らさないためにも、薬じゃありませんが用法・用量を守って正しく行ってください。