湿度の高い梅雨の時期は、庭木の管理にとって非常に気を遣う季節です。
奈良県生駒市にて、ベニシダレモミジ・シラカシ・サツキ・ヒラドツツジの寄せ植えの剪定作業をご依頼いただきました。
剪定当日は雨が降ったり止んだりの梅雨空。
蒸し暑さも相まって、体力的にも神経的にも気を遣う時期ではありますが、慎重かつ丁寧に作業を進めさせていただきました。
■ ベニシダレモミジの剪定：モサつきを抑え、涼しげな風通しに
剪定前は、上下の枝が混み合い、重たい印象になっていたベニシダレモミジ。
今回は、自然な樹形と葉の重なりによる圧迫感を抑えるために、透かし剪定を行いました。
透かし剪定は、不要な枝を間引くことで風の通り道と光の入り方をコントロールし、枝ぶりに「間（ま）」を作る高度な剪定技法です。
剪定後は、枝の重なりが取れ、軽やかで涼しげな印象に変化。これからの蒸し暑い時期でも、見た目に爽やかさを感じていただける仕上がりとなりました。
■ シラカシの透かし剪定：自然な風合いと病害予防の両立
続いてシラカシの剪定です。
シラカシは、本来持つ自然な枝ぶりが魅力の常緑樹。その良さを活かすためにも、刈り込みではなく、自然風の透かし剪定が基本。
また、この時期は風通しが悪いと「うどんこ病」などの病害が発生しやすくなるため、剪定により適度に枝葉を整理し、病気に強い状態をつくることが重要です。
剪定後は、樹形のラインがスッキリと見えるだけでなく、全体的に清潔感のある佇まいに仕上がりました。
■ サツキ・ヒラドツツジの剪定：花が終わった今が適期
低木のサツキやヒラドツツジについても、花後のタイミングで剪定を実施しました。
枝を整理することで、来年の花つきがよくなるほか、全体のボリューム感も調整できます。
この時期に軽く整えておくと、秋〜冬の管理も楽になります。
■ 剪定料金と作業目安
- 作業内容：ベニシダレモミジ・シラカシ・サツキ・ヒラドツツジの剪定
- 作業時間：作業員1名で約0.5日
- 剪定料金：17,000円（消費税・ゴミ処分費込み）
※お庭の樹木の本数・大きさにより料金は変動します。
🌳 梅雨時期の剪定は「風通し」と「病害対策」が鍵
とくに梅雨時期は湿度が高く、風通しの悪い庭木は病害虫の被害を受けやすくなります。
今回のように適切な透かし剪定を施すことで、病気のリスクを軽減し、美しさと健康を両立することができます。
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