今回は、「松くい虫」(マツ材線虫病)の被害によって枯れてしまったアカマツの伐採作業についてお伝えします。
伐採したアカマツはこの木です。
枯れてから月日が経っています。
事前にハシゴで登り現状を確認しましたが、枝はボロボロ、手で折れるような状態です。
さすがにそんな枝に足を掛け作業をするのは危険です。
ロープによる吊るし切りも、強度が耐えれるかどうか心配。
なので今回はチルホール(ワイヤーで引っ張る機械)を使い作業をおこないました。
この現場は、木を倒す方向に建物やフェンスなど障害物がありません。
そこは安心して倒す事ができます。
枯木自体もさほど大きくないので、チルホール1丁掛けで引っ張り倒しました。
※本来なら2か所2丁掛けで引っ張り、ベストな位置に倒すよう調整しながら倒します。
今後「マツ材線虫病」の被害が広がらないように、切り倒した木は搬出し処分しました。
当社の近辺の生駒山系はナラ枯れの被害はかなり少なくなりましたが、マツクイムシの被害は例年通り発生しています。
お得意様で「大切にされていた松が枯れてしまった」という事例も毎年コンスタントに発生しています。
松の近くで「マツノマダラカミキリ」を見つけたら要注意!!