ご施主様所有の森林の管理をさせていただきました。
今回行った作業は、マツクイムシで枯れた松の伐採・お隣側に越境した枝の切り落とし・フェンスに添っての2m幅の草刈りなどです。
まずはマツクイムシで枯れた松の伐採作業から。
枯れた松の木

ナラ枯れ・マツクイムシなど数年前に大流行した時よりは被害はかなり少なくなりましたが、いまだ病害虫の被害にあう木があるのも現状です。
この枯れた松の木は、枯れてから月日が経っています。
ふつう樹高が高い木を伐採する場合は、木に登りある程度高さを下げてから倒すという手順でおこないますが、枯れてから月日が経っている場合は危険性を考え、登らない方法を取るのが無難です。
今回は山林内の枯れ木でそのまま伐倒することも可能なので、チルホールという牽引する道具を使い伐採作業をおこないました。
松の枯れ木の伐採作業後

次は、お隣側にはみ出した枝の処理です。
枝がフェンスの境界を越え、お隣様の敷地まで伸びた状態です。
何もしないままそのまま枝を切り落とすと、切った枝が跳ね返り、お隣様の建物やガラスなどを壊す恐れがあります。
安全に枝を切り落とすために、ロープクライミングで木に登り、リギングブロック(小さな滑車)やリギングロープなどを使い吊るし切りをおこないました。
境界を越えた枝

枝の切り取り後

お隣様も敷地内に伸びてきていた枝を気にされていたらしく、作業後の状態をご覧になり大変喜んでおられました。
次回は春先に山林前の敷地の草刈り作業をおこなう予定です。
ご施主様、ご依頼誠にありがとうございました。