今回は奈良県奈良市の現場にて、雑草が絶えず生えてお困りだったお庭に、コンクリートでの土間打ち施工を行いました。
✅ 雑草対策といえば防草シート?コンクリートとの違い
最近は防草シートによる雑草対策がよく選ばれています。
今回のお客様は「できればもう草がまったく生えないようにしてほしい」という強いご希望から、コンクリートでの舗装仕上げを選択されました。
防草シートは手軽で施工も比較的簡単ですが、次のような点がデメリットとして挙げられます。
- 高耐久シートでも5~10年ほどで劣化
- 幹まわりやシートの端、テープの継ぎ目から雑草が発生
- 年数が経つと風化・たわみが目立つ
「再施工が手間になるくらいなら、最初から確実な方法で仕上げたい」と考える方にとって、コンクリート土間打ちは“半永久的な雑草対策”として非常に有効です。
雑草だらけの土地からスタート
まずは整地から
コンクリート土間打ち作業前

施工前のお庭は、雑草がびっしりと生えた状態でした。
そこでまずは、地面をならして整える“整地作業から着手。
整地ではただ地面を平らにするだけではなく、「雨水の流れ(勾配)」を考慮した施工がとても大切です。
💧 ゲリラ豪雨にも備えた水勾配と排水処理
最近ではゲリラ豪雨のような局地的な大雨も増えており、雨水の排水対策が非常に重要です。
今回の現場では、現況のままでは水が流れるための勾配(水勾配)が不足しており、雨水が滞留するリスクがありました。
そのため、
- 新たに会所桝(かいしょます)を2か所に設置
- 土間コンクリート舗装の下地に、適切な水勾配を設計
これにより、雨水がスムーズに排水され、水たまりや浸水のリスクを軽減できるようになりました。
✅ 排水も考慮した雑草対策なら森田造園へ
ただ草が生えないようにするだけでなく、「長く安心して使える庭づくり」には排水処理の知識も欠かせません。
奈良・生駒エリアで雑草対策や土間コンクリート舗装をお考えの方は、整地・排水・舗装を一貫して対応できる森田造園におまかせください。
整地・会所マス設置作業中

コンクリート打設と耐久性対策
ワイヤーメッシュ+伸縮目地でひび割れ対策も万全
整地と雨水排水処理が完了した後は、いよいよコンクリートの土間打ち作業に入ります。
コンクリート施工では見た目だけでなく、将来的なひび割れや沈下を防ぐための“下地処理”が非常に重要です。
そのため、当社では以下のような対策をしっかり行っています。
✅ 施工工程のポイント
- ワイヤーメッシュ(鉄筋網)を全面に敷設
→コンクリートの強度を高め、ひび割れ・沈下を抑制 - 伸縮目地材(目地棒)を適切に設置
→気温や乾燥による膨張・収縮からくるクラックを防止 - これらを施した後、丁寧にコンクリート打設を実施
→表面を均し、見た目も機能性も兼ね備えた仕上がりに
コンクリート施工完了後の仕上がり
土間コンクリート打ち完了後はこのような状態となります。

仕上がりと3つのメリット
これで長年悩まされていた雑草も、もう生えてくる心配はありません。
さらに、大雨が降っても排水桝と水勾配の設計により水たまりができにくくなっています。
コンクリート土間にしたことで、歩きやすさ・安全性も格段に向上しました。
まさに、
「雑草対策」+「雨水対策」+「転倒予防」
の一石三鳥の仕上がりです。
ご施主様、このたびは雑草対策のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
今後ともお庭まわりのことでお困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
雑草対策でお悩みの方へ
雑草対策にお悩みの方、草刈りを繰り返す手間をなくしたい方、
「草が生えにくく、見た目もスッキリしたお庭にしたい」とお考えの方は、
ぜひ一度、森田造園までご相談ください。
当社では、現地状況やご予算、ご希望に合わせて防草シート・砂利敷き・コンクリート舗装など複数のプランをご提案いたします。
施工前には無料見積り・現地確認・LINEでのご相談も可能です。
造園一筋60年、地域密着の丁寧な対応を心がけております。
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