今回は奈良市内のお宅で、シマトネリコの伐採・伐根作業をさせていただきました。
この作業は、後日植えるハナミズキへの植え替え準備として行ったものです。
シマトネリコ(またはトネリコ)は、新興住宅街などの庭先によく植えられている人気の庭木。
小さな苗木のうちは管理しやすいのですが、年数が経つと驚くほど大きく育ち、剪定では対応しきれなくなるケースが多くあります。
今回のお宅でも、毎年剪定をされていましたが、成長スピードに追いつかず、植え替えを決断されました。
伐採・伐根の作業内容
作業前の状態
枝葉が茂り、幹も太く成長。見た目は立派ですが、庭のスペースを圧迫していました。

作業中のようす
伐採後、チェーンブロックを使用して根を丁寧に引き抜きました。


抜根作業を楽にするコツを紹介
庭木を伐根・抜根する際、最初に幹や枝をどこまで切るかが作業のしやすさを大きく左右します。
✅ 幹は「根元ギリギリ」で切らない
一般的に伐採後はすぐに幹を地面近くまで切りたくなりますが、抜根の際は“ある程度の高さ”を残しておくことが重要です。
この理由は、テコの原理を利用するためです。
✅ テコの原理で「根を揺らす」
幹をある程度残すことで、工具や手で幹を押したり引いたりしやすくなります。
こうして根全体を揺らすようにして掘り進めると、地中に張った根が切れやすくなり、効率よく抜根作業が進みます。
✅ 特に「根張りの強い庭木」に有効
アラカシ・シマトネリコ・モチ・ゴールドクレストのように根が深く広がる樹木の場合、この方法が非常に有効です。
プロの造園業者でも多く採用している、基本かつ効果的な伐根テクニックのひとつです。
📌 ポイント
- 幹は根元まで切らず、腰の高さ程度を目安に残す
- テコの原理で根を揺らしてから掘ると効率的
- 地中に張った根が切れやすくなり、作業負担を軽減
作業完了後
伐採・伐根作業を無事に完了。

📝 庭木の成長を考慮した植え替えの大切さ
近年人気のあるゴールドクレストなども、成長が早く伐採対象になりやすい庭木の一つです。
これから庭木を植えるご予定の方は、将来のサイズや管理のしやすさも意識して選ぶことが大切です。
植えてから後悔する前に、造園業者へのご相談をおすすめします。
📩 伐採・伐根のご相談は森田造園へ
奈良県内を中心に、地域密着60年以上の実績。
庭木の伐採や抜根、植栽準備なども含め、安全で丁寧な作業を心がけております。
LINE見積りでの事前相談にも対応可能です。
「そろそろ伐採した方がいいかも…」と思ったら、お気軽にご相談ください。
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